口を慎む
一度、口から出てしまったことは 取り返しがつきません。 「ことば」は 言の葉(ことのは)と書きます。 口から出て茂った言の葉たちは その木(人)を彩る構成要員となります。 枝葉をみれば、 その木のことがわかるのです。 たとえ、 悪い言の葉を口にするのが 人前でなかったとしても、 その木に一度茂った言の葉を なかったことには決してできません。 以前、ごみ拾いは運拾いという記事を書きました。 「ゴミをポイ捨てする行為は、 宝(運)を捨てる行為に等しい」 とかきましたが、 愚痴や人の悪口を言う行為は、 ポイ捨てする行為に近いと思われます。 そのゴミが、 見えるか見えないかの違いだけです。 口からうっかり出てしまったポイ捨て行為で、 新しい悪いタネを無意識に蒔いているとしたら… それが巡り巡って あとで自分で全部摘み取らねばならないものだとしたら… 少し恐ろしくなってきますよね… おなじ言の葉にしても、 何かを「褒めたり」 「喜ばせたり」するために使う 善い言の葉を 使っていきたいものです。
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