輪廻転生の意味とは

輪廻転生の意味とは
緑の心の段階

死後の世界はあるのか。 確かめようがないこの問いに 答えるすべはありませんが、 ここではあえて「ある」と仮定して 話を進めていきましょう。 「輪廻転生」という言葉があります。 あらゆる存在は、 生まれては死んでを繰り返し 何度も生まれ変わるという考え方です。 ここで一つ疑問が浮かびます。 どうして老いるのか、どうして死ぬのか、 「生き通し」でよいのではないか…? と。 なぜ、死んだり生まれたり する必要があるのでしょう? (地球上の多くの生物の細胞には「アポトーシス」という、本来はもっと長生きできるのに、無理やり自分で寿命を縮める謎の仕組みが備わっています) それだと都合の悪いことが 起こるようになってしまったから、 と考えると辻褄があいそうです。 例えば、何かとんでもなく 人や社会の調和を乱すようなことを してしまった人がいたとします。 本人は悪いと思ってしていないことが多いので、 周囲から疎まれ虐げられることに不満がつのり、 さらなる調和を乱す行いを重ねることになるでしょう。 つまり、 「生きる場所/時代の状態」と「心の状態」が 合わない状況が長引いてしまうことは、 心の成長を考えたときに好ましくないのです。 ゆえに 記憶や知識をリセットして、 生まれる場所や時代を柔軟に変更する仕組みが必要となり 「輪廻転生」が始まったのではないかと、 思うのです。 ところで、 死んでからあの世に持っていけるものとは 一体なんでしょうか? それは、 「心」と「経験(技能)」 だといわれています。 「心」は、 人柄や人格のことを指します。 一方の「経験値」について、 幼い頃から 記憶力に優れていたり、 楽器が上手に弾けてしまったり、 運動神経がよかったり それは、本人の努力もあるでしょうが、 「前世での経験値が魂に刻まれている」 と考えるほうが自然です。 死んであの世に持っていけないものを 必死になって追いかけるより、 何が大切なのかということから 逆算して生き方を決めることが重要です。 今まさに、 私たち一人一人が生き方を見直す そのような時代に差し掛かっています。

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