永田和史の活動紹介
まつり舎をつくった永田和史の、これまでの活動内容を紹介します。
研究者として
2013年から「土」の研究をライフワークとして続けています。 きっかけとなったのは、2008年頃。 当時会社の同期だった友人の実家(沖縄県石垣島)を訪れ、 海に入っているときに、サンゴ礁の白化現象を目の当たりにしたことでした。 地球環境の異変に危機感を覚え、 このままでは立ち行かなくなると直感でわかりました。 壮大な地球に対して、 小さく無力すぎる自分に打ちひしがれ、 何ができるのか悩んだ末、 私たちにとって一番身近な「食」と、 それに関わる農業の重要性を認識します。 私は、農業の「要(かなめ)」である 「土」の力に着目しました。 土を汚すことなく 土の力を最大限に引き出して栽培ができれば、 肥料や農薬を使用することなく、 「地球にも人にも優しい100年持続可能な農業」を 実現できるはずだという確信めいた思いがありました。 土の中の微生物が鍵を握っているという仮説のもと、 個別の微生物の純粋培養からはじめて、 最終的には「常温・無殺菌」である土の環境下で、複数の微生物の培養をコントロールする研究へとシフトしていきました。 土は自然界の雛形のようになっており、 全体像はなんとなくつかめるところまではきました。 2021年頃、ようやく肥料も農薬も使わない栽培体系を形にするところまでこぎつけましたが、 土についてはまだまだ分からないことだらけです。 深い深い土の世界。 これからも研究を続けていきます。
2023年から、小学生向けにまほうの土プロジェクトを実施しています。 こどもでもわかる噛み砕いた内容のコンテンツを作成し、土や微生物について興味を持ってもらうことを目指して取り組んでいます。
デザイナーとして
大手出版社を退社後、2010年にBrand Design Office マイブランドを設立。 以来、さまざまなデザイン案件のお仕事をさせていただいています。
- 企業のコーポレートアイデンティティのブランディング(風土の言語化/ブランドロゴ制作など)
- 各種ウェブサイトの制作
- コピーライティング
- 動画制作
- 各種印刷物の制作/パッケージ制作
- 新商品開発(ポジショニングマップ策定)
- 構築物の3Dモデリング
- 環境デザインの設計
エンジニアとして
デザインのお仕事から発展して、システム開発のお仕事をさせていただいています。 余談ですが、小さな木造建物などもつくったことあります(エンジニアのジャンル?なのかは謎)
- ECサイトなど各種システムの設計/構築
- データベース設計/構築
- 組込系ソフトウェアの開発経験(回路設計は仲間が担当)
- 小さな木造建築(石場建ての伝統工法)の設計/建造
経営者として
土の微生物のはたらきを活用した野菜づくりの研究と野菜を使ったカラダ想いの商品の企画・開発を行う、静岡県富士市の食品メーカー、里山野菜株式会社の代表取締役を務めています。 里山野菜株式会社のコーポレートサイト
教育者として
「教育」しているなんて言ったらおこがましいので、 正確には、共に育つと書いて「共育」をさせていただいているつもりです。
- 静岡県内の大学にて外部講師・講演(2010年〜2021年)
- 静岡県農林事務所・静岡県工業技術研究所にて講演(2015年〜)
- デジタルハリウッドSTUDIO静岡にてトレーナー講師(2017〜2019年)
- 小中高生に向けた学習への興味喚起/自立促進支援(2022年〜)
- 静岡県富士市の複合型子育て拠点「みらいてらす」でまほうの土プロジェクトの企画(2023年〜)
- まつり舎の運営(2022年〜)
ひとりの人間として
機材をつけずに素潜りし、 カラフルで美しい海の生き物を観察することが趣味で、 夏になると、ときどき潜っています。 音楽が好きです。ジャンルを問わず。 幼い頃から両親の影響で、クラシックやジャズを聴いて育ちました。 楽譜は読めません(日が暮れるほど解読が遅い)が、 耳で聴いた音楽を再現することはできるので、 名曲を、みんなで一緒にオーケストレーションできないかと画策中です(一人一人が奏でるパートの音がひとつになる「一体感」に大きな関心があります)。 音楽好きの素人ハワイアンジャズバンド「アロハレインボー」の一員です。 (参加メンバーは7歳〜92歳、年齢差85歳!/2024年現在)
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