まほうの土プロジェクト、始動!
2023年6月9日、富士市の複合型子育て拠点「みらいてらす」にて、まほうの土プロジェクトが始動しました。 富士市こども未来課のバックアップのもと、元吉原児童クラブさんのご協力をいただきながら年間全20回、独自のプログラムを企画していきます。 土のことを学び、肥料も農薬も使わないで、野菜ができたらすごくない!?まほうみたい! という発想から、「まほうの土プロジェクト」という名前が付きました。 開催の目的は土や微生物の「かくされた力」や「みんなが知らないヒミツ」にふれて、わくわく・どきどき、してもらうこと。 対象参加者は、元吉原小学校の放課後児童クラブのみなさんです。
「菌のタネをつくろう」の概要
初回はオリエンテーションも兼ねて行い、『1年間かけて「土」や「微生物」にわくわく・どきどきしてもらいながら、野菜をつくってみんなで分かち合う』という方向性を最初にみんなで共有しました。 今回の「わくわくタイム(座学)」では、自然界の「植物」と「きのこ」にスポットをあて、植物が水と空気からつくりあげた硬い繊維を、きのこが再び分解して元に戻す、自然のサイクルを一緒に学びました。
「どきどきタイム(体験)」では、児童が一人ずつ木片にきのこの菌を打ち込み、「マイ」菌のタネを作りました。これからしばらく袋の中で培養して、9月に畑に入れます。
今回学んだポイント
・植物は「水」と「空気」を練り上げて「甘い蜜」をつくっている ・甘い蜜は、植物にとってのご馳走(生きるために必要なエネルギー) ・植物は、甘い蜜をさらに複雑に組みあわせて、固い繊維(草や木)を作る ・固い繊維(草や木)はきのこが食べることで、再び甘い蜜に戻る(できた蜜は、きのこが生きるために活用する) ・固い繊維を分解できるのは、地球上で「きのこ」のみ。 ・今回児童たちがつくった菌のタネは、秋から冬に向けて少しずつ甘い蜜に変わっていく!(秋になったら蜜に変わりつつある木片(微生物のご馳走)を畑に入れ微生物を増やすと同時に、菌を畑に定住させることを意図しています。)
カテゴリー:第一回 菌のタネをつくろう[令和五年度]
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